親知らずについて2018/11/12
こんにちは。副院長(三男)の川畑真哉です。私は口腔外科を専門にしておりましたので今回は親知らずの抜歯についての話させていただきます。
親知らずの抜歯…聞いただけで嫌な響きですよね。
変な生え方をしていると、汚れがたまりやすく、歯磨きもできないため虫歯や歯周病を引き起こす可能性が高まります。
またこの写真のように手前の大事な歯が虫歯になり、神経を抜く処置や、最悪抜歯に至るケースもあるので、そうなる前に親知らずを予防的に抜歯することも考えなくてはなりません。
昔と比べると食生活の変化もあり日本人の顎は小さくなっており、親知らずが生えるスペースが足りないので斜めに生えてきたり、歯茎の中に埋まったままの人が非常に増えています。そうなると抜歯の難易度も高くなり、腫れたり痛みを伴うリスクが上がります。
親知らずは早いうちに抜いた方がいいと言われてますが理由として
若い時は骨が柔らかいので抜きやすいことと、抜いた後の穴が埋まりやすく掃除がしやすい。
などが挙げられ、抜歯にかかる負担は比較的軽減されます。
親知らずは絶対に抜かなければいけない!というわけではないので気になる方は是非ご相談ください。
尚、親知らず抜歯にかかる時間は15分くらいが平均的で、術前にはCT撮影し安全性の確認も徹底的に行っておりますのでよろしくお願いいたします。